医大生 の blog

医学部のこと。読んだ本について書きます。

絶対に挫折しない読書習慣の身につけ方

新型コロナウイルスで家の外にも出られない。この機会を圧倒的な好機に変えるたった一つの方法があります。読書です。

日本にコンサルタントという職業を根付かせた大前研一さんは言いました。
「自分を変えるには三つしか入り方がない。一つは場所を変える。二つ目は時間の使い方を変える。そして誰と付き合うかを変える」
(『時間とムダの科学』プレジデント社)

読書ならこの三つを同時に実現できます。
読書習慣を身につけて、コロナが終わったときに一人勝ちしてやりましょう。

簡単なようで意外と読まなくなるのも早いのが読書。挫折せずに続けるためのポイントは二つです。

 


①受動的なメディアに使う時間を減らす

受動的な媒体に捧げる時間を減らすだけで、読書などの能動的な活動をする時間は圧倒的に増えます。私も本を読んでいない時期はSNSに頭を乗っ取られていました。


勝間和代の、自分の時間を有効に使うたった1つのコツを教えます

 

しかし、受動的な時間を減らすというのは文字面で見るより簡単なことではありません。その理由は、我々が時間を捧げてしまっているものはすべて依存性がものすごく高いものだからです。Twitter、インスタグラム、ユーチューブ、ゲーム、すべて意図して依存性を高めるようプログラムされています。

上記のものを断つというのは依存形成を解除するステップに他なりません。しかし、いったん形成された依存を解除するのはとても難しいので本格的にやめようと思う人は、以下の本にならった方が良いです。

デジタルミニマリスト
https://amzn.to/3csZ0Op
私はこの本読んでツイッター中毒抜け出しました。

僕らはそれに抵抗できない
https://amzn.to/3cvDYyG


上記の媒体に捧げる時間を減らすと、膨大な時間が生まれます。すると人間、暇な時間に何もしないというのは苦痛すぎてできません。 苦痛な電気ショックを受けられるボタンを持たされて何もない部屋に閉じ込められると、平均的な人は何度も自分から電気ショックを受けるそうです。
それほど人は暇を嫌うのです。

そこに面白い本がたくさんあれば読むしかないでしょう。

 

②面白い本がいつも手元にある状態をつくる

読みたい本が常に手元にある状態を作れなければ読書習慣を身につけるのは不可能です。

しかし本読みを始めたての人に一番難しいのがここです。ある程度本を読むようにならないと面白い本と面白くない本を見極めるのは難しいです。高校生の頃から本を読んできましたが、未だに大外しします。

ときには、ハズレを踏むのも一興なのですが、あまりにハズレばかりだと読書を嫌いになります。有効な戦略は以下の二つ。

・信頼できる人が紹介する本を読む

個人的にキュレーション力を信頼しているのは
小飼弾さん
http://blog.livedoor.jp/dankogai/(ブログを見るより彼の本を買うのがおすすめ)
藤沢数希さん
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/
成毛眞さん
https://honz.jp/
です。
特に元日本マイクロソフト社長成毛眞さんが作ったHONZという小説以外の本を紹介するサイトがあるのですが、これに載ってて面白そうだった本を買うのがおすすめです。

HONZにも紹介者がたくさんいるので合う合わんがあるので、合いそうな人がお勧めする本を読むのがいいでしょう。個人的には仲野徹先生。
https://honz.jp/search/author/%E4%BB%B2%E9%87%8E%20%E5%BE%B9


・面白かった本で言及されていた本を読む

上の方法で見つけた本で特に面白い本があったらチャンスです。
面白かった本からそこで引用されていたり巻末の参考文献に載っていたりする本をリレーしていきます。これは恐ろしいほどハズレが少ない方法です。

私はよく橘玲さんの著作で引用されていた本をリレーしています。

f:id:nodanodayu:20200419165205j:plain

(言ってはいけない残酷すぎる真実より)
https://amzn.to/34Ug0La

 


お金がねえって人は、ブックオフで買いましょう。
本読んでお金持ちになったら新刊を買いましょう。

最後に、一番大事なのは本に対して気負いすぎないことだと思います。無理して読んでも面白くなかったら続くわけがないですから。

好きなところだけ読み、面白くなければ読むのをやめる

を徹底してください。本はいつでもあなたのためにあるのです。

 

私のバイブル


私が本を読むようになったきっかけの2冊。

空気を読むな本を読め
https://amzn.to/3blZWnQ

本を読むのが自分を変える最強にコスパの良い方法である、と中卒でカリフォルニア大学に行った彼を見ているとわかります。
この本の巻末にある最強の100冊リストのためだけでもこの本を買う価値があるとおもいます。
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51310623.html

本を読んだら自分を読め(本を遊ぶ)
https://amzn.to/3blr0n9

本を読んで一番大切なのが、読む前の自分と何が変わったかを自分に問うこと。自分が何を知らなくて、何を知れたのかを自覚することで読書体験は何倍にも大きなものになります。


本を読むための本

 ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた そしたら意外に役立った (角川書店単行本) 

https://amzn.to/3eBaTUk

 堀江貴文氏による本紹介本。監獄でみっちり読んだ人の嗅覚を舐めたらあかんと思わされた一冊。

ノンフィクションはこれを読め! 2014 - HONZが選んだ100冊

https://amzn.to/3aokOtc

本文でも紹介した本のキュレーションサイトHONZの一年で一番面白かった本を紹介する本が2012,2013,2014とシリーズであります。少し前ですが今読んでもオールタイムベスト級の本がたくさん載ってます。

本当にハズレが少ない。

 

新書がベスト

https://amzn.to/3eBbmWA

小飼弾による新書紹介本。新書は安くて場所をとらなくて最高。この本で紹介されている本はちょっと古い本も多いのでブックオフで買うと一冊二百円とかです。