医大生 の blog

医学部のこと。読んだ本について書きます。

仮想通貨ってなに?仕組みがわかる仮想通貨入門!ビットコイン、ブロックチェーンって?

皆さんこんばんは。

タチバナです。

 

最近話題のビットコインブロックチェーンについて、重い腰を上げて、ついに本を読みましたよ。

ずっと、読もう読もうと思って手を出せずにいたのですが、大学の友人との会話をきっかけに、さすがに読まないとあかん!と決心しました。

その友人っていうのが、まあ押しの強い男友達なんですけど、

「仮想通貨やってる?」

「は?やってない?」

「それはもったいないわ〜!ほんま損してるで!」

と、いかに仮想通貨が儲かるのかを力説。

意味がわからなすぎて、何も説明を覚えていないのですが、要するに、今はやりの「ビットコイン」をしなければ君は大損をするからすぐにでも始めたまえ、とのことでした。

それ以降、よく周りを見てみると、大流行しているではありませんか。

特に男子!!!!(学科自体、男子のほうが圧倒的に多いのですが)

実験中にまで、仮想通貨のアプリ片手に、集まって値動きの話をする始末。

 

あほなんかな?

 

と、思ったのですが、しかし、何も知らない私が彼らをアホ扱いするのは、ちょっと早い!

 

調べよう。

本を読もう。

ネットで調べてもどうせしょうもないもうけ話がわんさかヒットするだけだし、全く知らない分野に入るなら、本がいちばん確実です。

ということで、私の母親が、仮想通貨関連の本を何冊か持っていたので、ちょっと話を聞いた上で、一冊読んでみました。

 

まず本を読むまえに、私が仮想通貨に抱いていた思いとは、

仮想通貨って、通貨なん?投資なん?なんなん?

 ネットとかで見る限り、めちゃくちゃあやしげやねんけど。

これから全世界に広まって、円もドルも元もウォンもなくなるの?...........etc.....

 

すべてこの本が答えてくれました。

 

アフター・ビットコイン  中島真志 著

アフター・ビットコイン: 仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者

アフター・ビットコイン: 仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者

 

 

本当の本当に、全くのド素人が、楽しめました!この本!

何も知らなかった私に、わかりやすく仮想通貨、ブロックチェーンとは何か。始まりは、今どんな感じで使われているのか、これから仮想通貨は社会にどうなじんでいくのか、なじまないのか。すべてわかりやすく教えてくれました。 

 

後半の、中央銀行、金融の話はちょっと難しかったのですが…(笑)

 

作者は、この本で以下のようなことを理解してほしい、といいます。

 

①最近、通貨の未来を変えるもの、としてビットコインの「光の面」のみが強調される傾向があるが、ビットコインの影の部分」についても知ってもらいたい。その上で、現在の仮想通貨ブームに乗るかどうか自分で決めてほしい。

 

②日本のマスコミでは、ビットコインばかりが脚光を浴びているが、これから大きな影響を与えるのは、「ブロックチェーン」である。

 

③このブロックチェーンを使って、世界の中央銀行が「デジタル通貨」を発行しようとしていることを知ってほしい

 

ブロックチェーンの金融への応用についても知ってもらいたい。

 

これから、仮想通貨で世界が変わる、と思っていらっしゃる方には、腹立たしい話かもしれませんが、ビットコインはしくみ上の問題をかかえています。ゆえに、世界を変える、というところまでいかないであろう、と作者は述べています。

 

しかしブロックチェーンについては、「インターネット以来の発明である」と言われており、ビットコインとの対比で「この技術は本物だ」と言われております。

 

ビットコインとは何か、ブロックチェーンとは何かは、詳しくはこの本を読んでみてください。

しかし、ブロックチェーンについてここで少しだけ。

ブロックチェーンは、取引記録を入れた「ブロック」を時系列に鎖のようにつなげて管理するしくみであり、これによって、不正な取引や㉔用などを防止できるようになっている。

『アフター・ビットコイン』より

ブロックチェーン技術は世界を変えるだろう、と多くの研究者が予想しています。主に金融分野ではありますが、その他の分野、例えば土地登記、医療情報、選挙システムなどにも応用可能だと言われています。

 

医療分野でこの技術が使われるようになったら、医者の負担が大きく減るだろうな、と思います。

wired.jp

 

ブロックチェーンに興味がわいたので、もう何冊か本を読んでみようと思います。

 

私に、「仮想通貨、しようぜ?」と言ってきたアホ男子!

ありがとう!