医学部から他の道へ
#拡散希望
— かなし医(ギムザ) (@m_giemsa) 2018年1月6日
医学部医学科に来て3年目。どうしても伝えたいことがあって増田を書きました。
長いですけど、できるだけ多くの人に読んでもらいたくてTwitterで共有します。
特に医学生と、医学部受験を考えている方へ。
成績いいからって医学科来るな|はてな匿名ダイアリーhttps://t.co/vturebuLwr
現役医学生さんです。
私の周りには、医者になりたくなくて悩んでいる人ってそんなにいないので、すごく新鮮でした。
確かに、「成績いいからって医学科来るな」、間違っているとはいいません。
でも現時点でコスパ最強なのもこれまた確かなんですよね。
「医者になろうとというものが、そんな心構えで(以下略)」
「ハイハイ、医学生がイキっちゃって(以下略)」
「金目的とか、ちょっとどうなn(以下略)」
以上の感情論、いったんおいといて、考えてもらえると嬉しいです。
現時点で医学部に進学して医者になった場合の、コストパフォーマンスはかなりいいです。だから、最近偏差値が高い学生はこぞって医学部を受験します。
日本の財産もったいね〜って思いますけどね。
偏差値あるし、お給料いいし、って医学部来る人なんか結構いますし、金銭の面でもやりがいを得られるという面でも悪くないです。まあそんなんで自分の仕事決めたいか、といわれたら人それぞれとしか言い様がないですが。
私は高校時代にすごく迷って医学部受験を決めました。決定打はこれです。
医師免許持ってたらのたれ死ぬことはないだろうから。
今後医師がずっと高給取りかどうかはわかりませんが、専門職ではあるわけなので、実際のところ食いっぱぐれることはほとんどありません。
女性が一度離職したあとに、簡単に再就職できて、しかもちゃんと食べていける。
こんな職業、現在の日本で他にほとんどありません。
医学部に入って一度も後悔したことがないとはいいませんが、現時点で自分の選択が間違っていたとは思いません。
でも、先ほどの記事の著者さんと同じく私も医者になりたいと思えません。
明確に、この分野でどうしたいというのは、まだ全く決まっていませんが、医者じゃない自分の本業を見つけてそれで食べていけたらと、日々模索中です。
著者さんは、生まれ変わったらデザイナーになりたかったそうですが、なぜすでに来世に思いをはせていらっしゃるのか、理解ができません。
後悔するならやってみたらいいのに。せっかくその無茶ができるのが医師という職業のいいところでもあるのに。もったいないなぁ。
3回生ということなので、おそらくまだ20代前半でしょうか。ここから残りの人生50年くらい、好きじゃないことして生きていくって決められるの逆にすごいですけどね。
まあ私は著者さんのこと全く知らないので、妄言やと思って聞き流してください。
私は、著者さんに本を読むことを勧めたいです。
特に医学部なんて狭い世界にいたら、他の業界のこと、医学部じゃない人の考え方、何もわからなくなります。
そんな中で、ごちゃごちゃ考えても何も出てくるわけないです。
デザインがしたいなら、それに何か付け足して自分の作品を売れないか、新しい分野を見つけてください。デザインだけができる人は、掃いて捨てるほどいるけど、医学の専門知識持ってて、しかもデザインできる人ってあんまりいないでしょう。それで、ネットや、プログラミングに詳しいという付加価値がついたりすれば、さらに数は絞られます。
そうやって、他の人じゃ代われない自分を作っていけばいいのです。
幸いなことに、医学部医学科は6年もあるのですから。
今私も、自分のやりたいことをして食べていけるように、模索中です。
私の性格的に、両親が医師でなければ医学部医学科は考えもしなかっただろうとは思いますが。
医学部に入ったことを、後悔はしていませんし、他大学への転学や、同大学での転部も全く考えておりません。ちゃんと六年で卒業して、国家試験にも通ります。できれば初期研修までやりきります。
それからのことは、これから6年の私の行動次第ですね。
後悔はしていませんが、つらいことはあります。
祖父母の期待に、笑顔で嘘をつかなければならないこと。
周りの人はみんな医者になるので、大きな声で医者になりたくないと言いづらいこと。
考えてみると、そんなにないですね。笑
いずれにせよ、上記事の著者さん、ありがとうございました。
私も今一度、自分の大学生活について考えさせられました。
基本的には、医学部は医者養成専門学校なので、他にやりたいことある人は、違う学部行った方がいいとですよ。
おすすめ本
いろんなことに手を出して、自分に付加価値をつけるっていうのはこの人の考え方から学びました。それに、やりたいことをどんどんやっていったほうが、人生楽しいしわくわくしませんか?
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弾さんのおかげで、私はノンフィクションの本を読むようになりました。
自分ひとりじゃ見られない世界が、ほんのちょっとお金を払えば本に書いてある。
これを利用しない手はないですよ。